昨日は誕生日ディナーで、蒲田が誇るミシュラン2つ星、久しぶりに初音鮨に行ってきました。
最近、うちの奥さんが健康のために散歩するようになったので、付き合っているのですが、先日初音鮨の前を通ったら、妙にメルヘンチック(!?)になってました (^.^;)
おまけに、あちらも散歩中のマスターと女将さんにもバッタリと会ってしまって、これは久しぶりに行かなくてはと・・・ (^.^;)
ちなみに、夜見るとこのサインもライトアップされて厳かな(?)雰囲気に・・・w
入口入ってすぐは、昔は個室の客室として使っていた場所が待合室代わりになっています。
ふと見ると、このランプ、昔寿司下駄として使っていたやつではないかな?!
一時期、マスターがものすごくネット嫌い(?)になっていたためか、写真撮影禁止だったのですが(上記写真は、それより昔)、最近は「ポール・マッカートニーが写真撮影許可しているのに、寿司屋が禁止するなんて・・・」という理由で(!)許可になったらしい (^.^;)
このマスター、いろんなこだわりがあり、それを嫌う人も多いようですが、「2時間半の寿司ショー」だと思えば、なんとなくわかってきます (^.^;)
そして、そのこだわりポイントも、少しづつ変わってきているようで、以前はどのネタにも必ず「一仕事」入れることにこだわっていたのか、大トロでも全部ヅケにするので、「これ、生でも食べたいなー」って思っていたのですが、今は「熟成させる」ことと「最適な温度に慣らす」ことにこだわっているみたい。おかげで今回は生の大トロ(正確には「熟成済み」)も食べられました (^.^)/(本当は、昔のように「料理」も出してくれると、もっと嬉しいのですが、今の忙しさでは無理だと思うので残念)
まずは、これから調理するマグロを見せてくれました。そう、調理するところを最初から全部見せるのも、彼の「ショー」の一部。そして2時間半しゃべりっぱなし!というか、2部制なので5時間なんですが、昨日は前のお客様が伸びてしまい、3時間、合計6時間近くしゃべりっぱなし!! (^.^;)
これでいきなり握るわけではなく、温度を慣らす(さらには、空気に触れさせる?)ために、しばらく置きます。
そして、時間に合わせて準備したシャリが段々変化していくのに合わせてネタを変えていくのと同様、お酒もそれに合わせた味のものを出してくれるので「おまかせ」。
写真許可になったとは言え、以前は寿司下駄に出していた握りを、一人づつ「手渡し」で渡して「そのまま口に運んでもらう」というところにこだわっているので、写真を取るのも大変 (^.^;)
もちろんこれも(というか、全部そうなんだけど)「熟成」したもので、水分が抜けてくる分、旨味が凝縮しているという感じ。
背側、腹側、縁側にキモというオールスター構成!
このお皿、温めてあり、そこでちょうど良い温度になるまで置くのだそうです。
素材が旨いので、ネギだのショウガだのは不要。
生とヅケの味の違いがわかります。
そして次の仕込みと、忙しい!
常々キンメダイは生では脂が強すぎて、少し炙ったくらいが良いと思っていたのですが、熟成するとぜんぜん違う!!
素材に合わせてお皿の温めてある温度も違うらしい・・・
そして、先ほどのハモが準備完了。
水っぽくなるので湯引きにはしないそうです。(蒸しだったかな?)
そしていよいよ大トロの準備が・・・
と、思いきや、車海老が・・・ (^.^;)
端から一人づつ、握って切って手渡しをして・・・というタイミングに合わせて女将さんが次のエビを剥いていきます。
日本酒のペースが上がっているように見えますが、実は他2組のお客様よりウチの方が遅いんですよ! (^.^;)
穴子の味を味わうために、ツメは塗りません。
と、それを慣らしている間に半熟(?)のウニが登場!
先ほどのアワビは、こんな感じに・・・
このお皿、アユが立って並べられるように、川のような模様に見えるようにという特注品らしい!
とは言え、さすがに頭はちょっと食べにくかったです (^.^;)
ちなみに手前に見えているのはガリ。
ちょっと微発泡かな?独特の味わい。
そしてデザート?
初音鮨ではシャリに砂糖を一切使わないので、かんぴょうと卵焼きだけが砂糖の入っているもの。
一応、シャリが入っているのですが、ほとんど見えませんね (^.^;)
以上で2時間半(+α (^.^;))のショーの全編でした。やっぱり美味しかった-!けど、高いのでなかなか行けないのよね・・・ (^.^;)
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