そんなわけで準備が進み、いよいよ出港当日の9/4になったのですが、未明に大変な問題が!!台風15号が鹿児島南で発生、東に向かう・・・
幸い、ツアー中止にもならず、大きな遅れになることもなく、無事に出港しましたが、台風を避けるために南寄りのコースをとって、台風とすれ違って台湾へ・・・
さすがの巨大客船だけあって、そして台風を避けるコースを取っただけあって、嵐のような状態に突っ込むこともなく、恐ろしいほどの揺れもなかったけど、結構かなり揺れました!
実は僕は船に弱く、ダイビングボート(かなり小さい)でも、いつも酔うし、ClubMed2(クルーズ船としては小さい)のときも結構厳しく、陸に上がってからも陸酔いしましたが、今回は毎日欠かさず酔い止め薬(1錠で1日持つアネロン)を飲んでいたおかげか、船が大きかったおかげか、台風とすれ違うまでの3日間ほどの大きな揺れにも関わらず、酔うことはありませんでしたけど、ひょっとすると部屋の位置も良かったおかげかもしれません。
うちの部屋はデッキ8のE626、かなり後ろの方でしたが、友人たちは同じデッキ8のE108で、ものすごく先頭の方。この部屋では、相当激しく揺れたそうです。その後海が穏やかになった後でも、それなりの揺れは続いていたらしいとか・・・(基本的に、台風に関わらず、先頭は揺れるのか?)
うちらも友人も「海側、窓付き(一部カテゴリーは視界が遮られます)」というランクの部屋にしたわけですが、うちの部屋の窓の外は眼の前に救命ボートがあり、「遮られる」というか、「ボートの構造体の隙間から向こうがちょっと覗ける」レベル。友人の部屋は先端だったので、ボートがなく、視界は良かったそうですが、すごく揺れると・・・
このE626、ものすごく便利な、ラッキーなロケーションでした!上記の通り、揺れに関する点でもラッキーでしたが、デッキ8のすぐ下は、シアターやラウンジなどの主要施設がいくつもあるあるデッキ7で、階段を1階降りるだけでアクセスできます。そして、その階段(そばにエレベーターもあり)までも、部屋から後方に2部屋分程度行くだけでした。逆に、部屋から前方に数部屋分行くと、フロアに1箇所しかないらしいランドリーもあり、なにをするにも便利な部屋でした!!
階段を2つ降りれば朝食もやっているInternational Dining Roomの眼の前だし、エレベーターでデッキ14まで上がれば、早朝から深夜までやっているバフェレストランHorizon Courtにも、すぐに行けるので、食事にも便利!w
ディナーに関しては、準備編でも書いたとおり、なぜか航海中1回分しか予約できなかった(そういうUIになっていた)International Dining Room「以外」のメインダイニングに主に行ったのですが、これらは船の中央あたりにあり(デッキ6にあるPacific Moon、Santa Feとデッキ5にあるVivaldi、Savoy)、部屋から近い階段/エレベーターから降りてしまうと(どうやらInternationalとPacific Moon、Santa Feとの間のエリアは厨房らしいのか?)、デッキ6もデッキ5も、前方へ通り抜けることができないので、部屋を出たら、まずは中央近くのエレベーターのところまで廊下を歩いてから下に降ります。
基本的にディナーの予約は全部入れておいたので、”Walk-in”「ではない」Vivaldi、Savoyがあるデッキ5に行きますが、中央のエレベーターをデッキ5で降りたところはGrand Plazaという、いろいろなイベントの中心地でもあります。(このGrand Plazaはデッキ5から7まで吹き抜けになっています)
横浜港での乗船・下船も、このGrand Plaza脇にある出入り口でした。(台湾、沖縄などの寄港地では、水位の関係?で、デッキ4に出入り口が設置されることが多いそうで、実際そうでした)
さて、乗船の話に戻って、横浜港ターミナル入口で預け荷物を渡したら、整理券をもらいました。
この番号が呼び出される(確か英語だったか、その後で日本語もあったか?)まで、待合場所みたいなところで待っていますが、そのすぐ前にも寄席の「めくり」みたいな感じで現在の番号が示されました。なので、それを見て、自分の番号よりも先になっていれば、後は列に並ぶだけと・・・(「めくり」は、アナウンスよりも多少遅れてたので、アナウンスを聞き逃さないほうが得w)
列に並んだ後は、空港でよく経験するような手荷物検査(レントゲン検査)を通り、出国審査なんですが、どこからどこまでが「プリンセス・クルーズの作業」なのか(「お国の出国管理」なのか?)わからず、あれよあれよという間に流れていきます。(まぁ、2700人もいれば、機械的に流していかないと間に合わないよね・・・)
「アンサーブック」には、お酒の持ち込みは「手荷物で、1人1本だけ、ワイン、シャンパン類だけ」と書かれていたので、僕のバッグに2本入れて持っていったのですが、それを調べるとか、聞かれるとか言うようなこともありませんでした。ひょっとすると、レントゲンで3本以上写ったら聞かれる? (^.^;)
驚いたことは、この出国審査?のタイミングでパスポートを預かられてしまうことです。(「お国の管理」は、預かった後にまとめてやるのかも?つまり、ここで通ったのは、すべてプリンセス・クルーズの作業なのかも??)
後で部屋に「パスポートの『コピー』」が届けられますが、台湾入国も(台湾上陸中のパスポートとしても)、石垣島での「帰国」も、全部このコピーで行います。パスポートが返ってくるのは最後の寄港地那覇を出港した翌朝です。(パスポートには日本の出国、入国と台湾のスタンプが押されていました)
そしていよいよ乗船!上にも書いたようにGrand Plaza脇の入口から入って、眼の前はGrand Plaza、その先にPlaza脇のGood Spirits at Seaバーが見えます。そこで、早速バーでビールを!ww
横浜の地ビールでした!しかも、日本酒のメニューまである!
しかも!お気に入りの「庭のうぐいす」(日本でも、あまり見かけないと思う)もありました!(しかも、見たことのなかった「だるま」ラベル)
部屋に行くと、ちょうど(うちの部屋の)客室係のPhiljum君がいて、2つある荷物の1つが届いていないとか、金庫がLow Batteryという表示になってるとか、いろいろお願いを聞いてくれました。とても気さくな感じで良い人でした。(チップあげたくなるよね (^.^;))
部屋の掃除は、朝と夕方、1日2回もやってくれます!「掃除が」というよりも、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどを切らしても、翌日まで待たずに補充されるのが安心感があって良かったです。
早速荷物から「衣装」を取り出しますが、さすが長期滞在(そして「オシャレ」?)を前提としたクルーズだけあってか、船室の広さの割にはクローゼットの大きさとハンガーの数が際立っていました。
部屋には冷蔵庫があるので、早速持ち込んだホワイトワインを入れましたが、この冷蔵庫、あまり冷えない・・・ orz
プラスプランの特典で500mlのボトルウォーターをバーでもらえるので(一度に2本までらしく、その後の情報によると1日12本までらしいのだけど、このあたり、うちの申込時と変わってるかもしれない?なんにせよ、そんなに飲まないけど・・・)、バーから戻るたびに、ちょくちょく水をもらってきましたが、もらった直後の水のほうが冷たくて美味しいくらい (^.^;)
部屋には”Princess Patter”という、プリンセス・クルーズオフィシャルのペーパーが置いてあり(毎日届けられます)、これで「初めて」(!)毎日のドレスコードが判明しました orz
2日目が「フォーマル」、8日目が「おしゃれな服装」で、それ以外はすべて「スマートカジュアル」でした。
ちなみに「アンサーブック」によると「スマートカジュアル」は「スラックス、襟付きのシャツ(ネクタイ不要)」だったようです。「カジュアル」も「ポロシャツ、ズボン(ジーンズやショートパンツ)」と定義されてましたが、日中が「カジュアル」で、ディナーは(すべて)「スマートカジュアル」、そして特別な日が「フォーマル」ということだったようです。(「おしゃれな服装」というのは、どのレベルなんだ??)
また、阪急交通社でも、毎日「阪急交通社 かわら版」というペーパー(Princess Patterは、カラーでしっかり目の紙質だけど、こちらはまさに「コピー」w)を出していて、これらが結構役立ちました。
「毎日かわら版が出せる」ということは、つまり阪急交通社のスタッフが同乗している(添乗員?)ということなわけですが、なんと6人も乗っていました!阪急交通社が朝にデスクを出しているVivaldiに行ってみると、JTBなど、他の旅行社も、何社もデスクを出していました!(=添乗員?がいる)
また、部屋のテレビでは(いろんな機能というか、コンテンツがありましたが)、日替わり放送(オンデマンドなので、いつでも視聴できるし、巻き戻しも早送りも可能)の”Wake Show”というのを流しており、「ジャパニーズアクティビティマネージャー」のHiroshi君が楽しくいろんな話をしてくれます。(まぁ、船内のアートギャラリーの紹介とか、”Next Cruise”だとか、「宣伝」の要素も多いですが・・・w)
いろんなイベント、基本的に司会は「クルーズディレクター」のNick君(南ア出身らしい。小柄だけどパワフルで、ノリも良いし客の乗せ方も良くて素晴らしい!)と(日本語担当?の?)Hiroshi君の組み合わせ。(アクティビティチームには、他にも何人かいて、日本人もいるけど、日本人の英語の流暢さがハンパない! (@.@;))
雰囲気的にHiroshi君の立場が、ClubMedの「日本人PR (Public Relations)」みたいな感じ(と言っても、ClubMed知らない人には伝わらないか・・・)に感じていましたが、「こう見えてもマネージャー」だったようですw
なお、Hiroshi君は元ジャズ歌手、Nick君はUSJでハリー・ポッターアトラクションの仕事をしていたという経歴もあるらしい。
さて、乗船して「とりあえずビール!」も飲んだし、部屋の荷物も軽く整理したし、それではお昼を食べに行きますか!









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