TahitiDiving Go Home

Lesson2                  

レッスン再開   

日本に戻ってすぐ、会社の後輩を「どうしてもダイビングライセンスを取らせて!」と説得し、2月後にはClub Med Moorea に戻っていた。レッスン再開である。前回のレッスンからすぐだったので、今回は途中の第3段階の復習からである。またしても、ギアのセットのし方を忘れている私。「それじゃ、ライセンスあげられないぞ。」と散々脅かされた。(Kazuさん、安心してください。今ではちゃんと自分でできるようになりました。←当たり前じゃ。)
第4段階は今までの復習ということで、ほとんど第3段階と同じだった。マスククリア・レギュレータクリア・中性浮力・バディとオクトパス(タコではなくて、レギュレータの予備の機材。自分のものが壊れた時や、バディに空気を分けてあげる時に使う)ダイビングなどである。しかし、ここでたっぷりバディとオクトパスの練習をしていたことが幸運だったことを私は後に知ることになる。

第4段階が終わると、翌日からはいきなり深度30メートルの海にダイビングである。この時点でもウェットスーツの無い私は、水着の上にテニス用に買った長袖のTシャツとスウェットパンツという姿で、水深30メートルに挑戦したのであった。フランス人のダイバーは、そんな私の姿を見て、「そのパジャマかわいいね」と誉めてくれた。ウェットとスウェット、言葉は似ているのに・・・。ふんっ、そのうちちゃんとしたの買うからいいんだい、心の中で誓った。

私達を乗せたボートは沖へと進んでいく。「船酔いしたらどうしよう。」少しナーバスになっていた私に、インストラクターのKazuさんは「船酔いするようじゃ、ダイビングするんじゃないっ!」と、叱った。(安心してください、Kazuさん。今ではボートの舳先に捕まって、「行け行け?、ゴーゴー!!」と叫ぶ私です。)
ボート上で、ギアの入念なチェックも終わった。マスクもフィンも装着して、後は飛び込むばかりである。レッスンの間はジャイアントストライドといって、大きく両足を広げて飛び込むやり方だったが、ボートからは、背中からくるっと回って飛び込む方法だという。いきなりレッスンとやり方を変えられては困る、と思ったがどうしようもない。やるしかないのである。前の人がいなくなったのを確認して、合図に従って思いきって飛び込んだ。といっても、タンクの重さでひっくり返ったというほうが正確なところだ。

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