TahitiDiving 前ページに戻る ホームに戻る

Lesson1                   

初めてのダイビング体験はタヒチだった 

Club Med の Moorea に行った時に「体験ダイビング」(当時無料)があって、 「体験っていうからには誰でも簡単にできることに違いない」と、割合気楽な気持ちでトライしてみた。 「体験ダイビング」は1日だけだけれど、続けてレッスンすればライセンスも取れるということだった。 たまたま現地で仲良くなったカップル(彼らはハネムーンで2週間タヒチに来ていて、 レッスンを始めたところだった。)に、「いっしょにやろうよ!」と勧められたこともあって、 レッスンを始めることにしたのだった。ところが、滞在期間中にはレッスンが足りなかったのだ。 (って最初っからわかってたことなんですが、その時には「絶対タヒチにもう一度来るぞ!」と決心していたのでした。 (^.^;))

レッスンは1?4段階まであり、最初は体験と同じ、ギアのセットの仕方も教わりながら、 タンクを背負い、桟橋のすぐ近くの浅い海の中(水深3メートルくらい)で、耳抜き(トンネルの中やエレベータで いきなり圧力が変わった時に顎を動かしたりして調整することがあったが、水中では鼻をつまんで強く「ふんっ!」と 息を出すことで、耳から空気を出す。)をしながら潜行し、インストラクターの指示に従いながら辺りを泳ぎまわり、 ゆっくり浮上。潜行や浮上、空気が無いなどのサインも教わった。昔ダイビングが出てくる推理小説を読んだ時に、 「水中散歩」と書いてあったので、「あんな重そうな格好をして、何人もで水中を歩き回ってなにが面白いんだろう」と 思ったが、実際には「散歩」といっても歩くんではなく、泳ぎ回るのだった。しかも、泳げない私でもフィンを 着けていると、すばやくとは言えないまでもおぼれずに泳げるのだ。

レッスン2からは、ギアのセットは自分で行う。わかっていたつもりなのに、 レギュレータ(タンクに取り付けて空気を吸うための器具)を逆に付けたり、できの悪い生徒だった。 レッスン2では、マスククリア(水中でマスクをはずしてもう一度着ける)や、レギュレータクリア (口から器具をはずして、もう一度着け直す)を行った。インストラクターに「ハイ、次」と指されて、 自分ではそつなくできたような気がしていた。ウェットスーツなんてもちろん無くて(借りることもできたけど)、 水着だけだったので、水の中でじっとしていると(レッスンは6人くらいで行うので、他の人がやっているのを しばらく見ていることになる)少し寒かった。

レッスン3は、2人1組(相手のことをバディという)になって、 空気がもう無くなってしまったと仮定して自分の空気をわけてあげるやり方や、中性浮力の取り方 (これができないと、水中で浮き上がっちゃったり沈みすぎたりしてしまう)を教わった。 空気を少しずつ吸おうと思っているのに、ちょっと吸ってもけっこうブフォッと入ってきて、 体が浮き上がってしまい、全然安定できなかったが、とりあえず水面まで行ってしまうことが無かったので、 合格だった。
ところが悔しいことに、ここまでで日程が終了。日本に帰らなくてはならない。

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