7(その2)
さて、前回の浅草編に続きいよいよ柴又編である。
浅草から柴又までは、京成線を乗り継ぐのだが、かなり遠い。もっと近いと思いこんでいた私達はびっくりした。おまけに乗り継ぎ駅の金町で時刻表を調べたら、柴又行きは一時間に3本しかない。(^.^;)
「そうそうこれないね?」「って言うか、これが最初で最後かも。」と話ながら柴又駅に降り立つ。

駅前にはいきなり「寅さん」の銅像が!!(写真下) (記念撮影はちょっと恥ずかしいからやめとくって、往きには撮らなかったんだけど、帰りにはせっかくだから・・・と、やっぱり撮ってしまったのだった(^.^;))
駅前から伸びる帝釈天への参道も鄙びていて、名物の草団子を売る店や土産物屋が軒を並べ、映画のセットそのもの。浅草よりも雰囲気が出てる?!!

参道の終わり頃、一軒の土産物屋の店先でお茶を配っていた。「柴又七福茶」というのを試飲させている様子だ。「そこのおにーさん、おねーさんも飲んでってねー!!おいしいよー」というおじさんの声に、さっきから喉の乾いていた私達は早速手を伸ばしてお茶を受け取った。麦茶のような、ほんのり甘味のある美味しいお茶だった。冷えた缶入りのも売っていたので、とりあえず今は缶入りのを買って、帰りにお茶を買うことにし、境内へと向かった。

帝釈天の境内では、お正月でもないのに太神楽をやっている。(写真上右)おまけにお御籤は獅子舞(写真中左)だし、なんだか楽しい。最近癒し系が流行りだと言うけれど、ここはいるだけで癒される場所だという気がする。お参りして、しばらく太神楽を見物した後、いよいよ寅さん記念館へ。

寅さん記念館(写真中右)は、朝買ったガイドブックによれば、’97にオープンしたらしい。「くるまや」のミニチュアセットやポスターなどがあり、寅さんクイズや各マドンナの案内、メイキングフィルムの上映もしている。お土産には、もちろん寅さんグッズも売っている。(^.^;) 記念館までの道の途中には案内板が出ているし、柴又マップも配られていて、なかなか観光に力を入れているのがわかるが、そのわりに、妙に観光客ずれしていないのが微笑ましい。柴又、ガンバレー!!

ほんとうは、せっかくここまで来たのだから、矢切の渡しにも乗ってみたかったんだけど、友人との食事の約束時間が迫っていたこともあって、先ほどのお店で「柴又七福茶」を買い(またお茶をご馳走になってしまった。やはり温かい方が美味しい♪)、帰路についたのだった。またいつか、行ってみたいなぁ。