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ハロウィンが近づくと、町のあちこち、これまで空き地だったところが、かぼちゃ売り場に変身する。(ハロウィンが済むと、同じ場所が、クリスマスツリー売り場に変わるんだけど)売り場には、子供連れで買いに来る人のためだろうか、それとも客寄せのためだろうか、巨大なビニール製のかぼちゃや滑り台も置いてある。(写真上4枚)

去年のハロウィンは、二人で日本に行っていたのでできなかったけど、それまでは毎年、子供用にお菓子の小袋用意して、衣装を着て子供たちの来るのを待っていたものだった。(こんなかんじで(^.^;)
今年は最初、衣装を着るのはやめようって言ってたんだけど、Sakaeでハロウィンには仮装するんですよって聞いて、それじゃやっぱり仮装しなきゃ、とハロウィンショップ(この時期だけ、場所は毎年変わるけど、空いた店舗にいきなりできる。一年間この時期の商売だけで食べてけるんだろうか? 写真上から3、左)に走ってしまったのでした。何の仮装にするかは迷うまでもなく、これまでやったことのない、スタンダードなものでいこうと決めたのだけれど、それでも種類がかなりあるし、Kimiと私とでイメージも多少違うし、なによりも、お寿司が食べ辛いと困るし・・・と、迷いに迷って決めたのが魔法使い&魔女の衣装。(写真下から2、中と右)ところが、魔女の帽子にはオレンジの髪の毛が元からくっついてたんだけど、魔法使いの方はただの帽子だけ。老人メイク用のウィッグを探してみたんだけど、見当たらない。結局、別のパーティー用品ショップで老人メイクセットというのを見つけて、その中の髪、髭用(?)部分だけ使うことにした。そしてその頃には、私の方はしっかりメーキャップもする気になっていたのだった。(^.^;)

お菓子はSAFEWAYで大袋入りの、チョコレートなど個別包装がちゃんとしてあるものを選び(以前聞いた話だけど、手作りのものや包装がしっかりしていないものは危ないと思われるようで、親が食べさせる前にチェックして捨ててしまうということなので)、ハロウィン模様の小袋に取り混ぜて3つずつ入れたものを70個準備しておいた。最初の年に、50個用意しておいたら、足りなくなって、まずいのど飴まで渡したこともあったので、少し多めにしたのだけど・・・

玄関前には、偽の蜘蛛の巣を張って幽霊屋敷風にし、特にチャイムの上には、蜘蛛を貼り付け(写真上から4右)、ドアの前のテーブルには、今年新しく買った、お菓子に触ろうとすると手が動くお菓子入れを置いておき、その中には空っぽのお菓子袋に「お菓子かい?だったらチャイムを鳴らしな!」って書いたメモを貼っておいた。
みんな怖がってくれるかなぁ・・・

午後6時、この時期だと外はかなり暗くなっている。2階の窓のブラインドの隙間からそっと覗くと、懐中電灯片手に走り回ってる人影が見える。だけどまだうちには誰も来ない。ひょっとして怖すぎて入れない???本を読みながら、落ち着かない気分で玄関までうろうろ歩き回っていると、子供たちの声が近づいてきた。玄関の内側で息を殺して様子を覗う。フェイクのお菓子袋に触ろうとしたらしくて、手が動いたのだろう。「わー!!びっくり!」「こわ?!!」みたいな声と笑い声が混じっている。メモを読んでいる声がする。チャイム鳴らせるかな?ドキドキ・・・
「ピンポーン!!」第一陣の到着のようだ。
"Yeees"できるだけ怖そうな声を出す。(^.^;)
"Trick or treat?"口々に叫んでは、お菓子を入れるバケツを差し出す。
"Happy Halloween!!"と応えて、バケツの中にお菓子の袋を入れてあげる。一番最初の子にはその他に、SAFEWAYのUFOキャッチャーで捕ってきたぬいぐるみもプレゼント(^.^;)

しばらくしてKimiが会社から戻ってきた。「どのくらい来た?」「う?ん。20人くらいかなぁ。この辺の子供の数減っちゃったのかなぁ。今年はあんまり来ないみたいだね。」なんて話しながら、Kimiの着替えを手伝い、家の中で記念撮影。8:00まで待ってみたが、お菓子は20個以上残ってるかんじ。しかたないので、Kimiに少し会社に持って行ってもらうことにし、外に残りを置いて、Sakae寿司へ。さすがにメイクまでしてる人は少ないみたいだったけど、ウェイトレスのHimeさんは、自作のミツバチマーヤですっごくかわいかった。(写真下左)
えっ?魔女の顔をもっと近くで見たい?怖くて気絶しても知らないぞ??