歯みがき。パパが「歯石がたまると、ご飯が食べられなくなっちゃうよ。」って小さい歯ブラシを咥えさせたりしたけど、あんな変なもの食べたくないもん。でも、かじるとがりがりするかたいおやつならけっこう好きだよ。あれでがまんしようよ、ねっ。
爪切り。ママは時々ボクを膝に乗せて爪を切る。ぎゅっぎゅっする時パパが痛がるかららしい。でも、爪切られるのはなんだか怖いから、いつもキューって縮めちゃう。そうすると、ママが僕の手をぎゅって押さえて、隠してる爪を無理に出させるんだ。切った後、ご褒美にもらえるささみジャーキーは嬉しいけどさ・・・
お薬。この間、ボクのおしっこの量がすごく減っちゃったってパパが心配して、病院に連れていかれたんだ。帰ってから1週間くらい、毎日毎日白いお薬をピュッて注射器でお口に入れられた。思わずくちゅくちゅ舐めちゃったけど、お魚味のほうが好きだなぁ。お薬と一緒にごはんも変えられちゃった。とってもまずくて、しかも一日中カリカリばっかり。前は朝ごはんは、お魚味の缶詰だったのに・・・病気になるとすごく痛いから、お肉の味のカリカリじゃなきゃだめなんだって。おまけにかつおぶしもなし。でもさ、パパは自分だって「おいしいもの食べられずに長生きするくらいなら、おいしいもの食べて早死にした方がいい。」なんていつも言ってるくせに・・・人間って勝手だよね。ふんっっだ。
病院って言えば、ボク、自動車に乗るのは大っ嫌い。パパとママが旅行に行く時、ボクはホテルに預けられるんだけど、その時とか、年に一度、ワクチンのお注射する時とかに車に乗せられる。「昔は平気だったのに・・・」ってママは嘆くけど、狭い籠に入れられて自動車に乗ってると、すぐに気持ちが悪くなっちゃう。ゲッゲッってなってどんどんよだれが出てくるのを見て、ママが「狂犬病と間違われちゃうよ、Ryu!」って、お口をぐいぐい拭こうとするから、ボクは首を振っていやいやする。まぁったくゥ、パパもママも一度籠に入ってみたら、どんなに嫌かわかると思うよ。
お風呂。ホテルから帰ると、パパに「RYUくん、おしっこ臭いからお風呂に入んなきゃね。」って言われることがある。そうすると、せっかくおうちに帰ってきたってのに、ボクはいきなり抱っこされて、お風呂のあるおへ屋に閉じ込められる。ママがタオルとドライヤーを持ってきて入ってきて、逃げようとするボクを捕まえて、水を流し始める。いやだよぅ。濡れるの嫌いだよぅ。ってどんなにミャーミャー叫んでみても聞いちゃくれない。首から下をずぶぬれにされて、変なにおいのぬるぬるした液をかけられて、ごしごしされる。ぬるぬるしたのはつるつるするから、一生懸命逃げようとしてお風呂の縁に手をかけても滑っちゃうし・・・やっと水地獄が終わると、ママはボクのしっぽとか足とかつかんでぎゅって絞る。その後大きなタオルでボクをくるんで、またぎゅってする。もういいでしょ?って出ようとすると、「まだだよ、RYU」って、もう一枚のタオルでまたくるまれる。それが済むと、今度はドライヤーってのからビュービュー風がでてくる。なんでかあったかい風で、ボクはドライヤーってのが実はあんまり嫌いじゃない。でも、早くお風呂の部屋から出して欲しくて、一生懸命背中や足を舐める。早くふわふわの毛になるとお外に出してもらえるからね。