12/26/2001(水) 村の中あれやこれや 

アメリカ西海岸時刻 3:22 に寝たのだが、同 8 時頃には起こされてしまった、ちょうど僕のところに直射日光が射す。
まもなく朝食なので、どのみち起きることにした。朝食は、さすがケチなフランスの航空会社(?)、パンと飲み物だけ (^.^;)

トイレに行って、コンタクトレンズを入れたりしているうちに、やがて飛行機は Papeete に到着。いつものように、出迎えの音楽の生演奏と、ティアレの花。ここで、用紙を渡され、いろいろ記入したのだが、こんなの飛行機の中で渡しておいてほしかったなぁ・・・しかも、どうやら入国関係の書類ではなく、観光局関係っぽいアンケート (-.-;)

いつも非常に時間がかかる印象がある、タヒチの入国審査だが、人が少ないためか、かなりスムーズに進み、荷物もすぐにでてきて、いよいよ最後の関門も難なく突破。
外に出てみると、Club Med カウンター(と呼ぶには語弊があるか? (^.^;))に現地人ぽい女性が出迎えてくれた。どうやら、このツアーは僕らだけらしく、すぐに Air Tahiti のカウンターに連れて行ってくれた。ここからの飛行機は「ばったもん」の Air Papeete なんかじゃなく、ちゃんとしたものだったらしい (^-^;)
現在の時刻が 8 時頃で、出発は 9 時なので、少しその辺をうろうろして、売店で見つけたタヒチ風のタトゥーシールなどを買ってきた。
Air Tahiti に乗り込み、飲み物をもらっているうちに、すぐに 45 分で Bora Bora に到着。

アメリカから一緒のツアーは僕らだけだった様子だが、どこからか join していた(多分、オーストラリアの?)メンバーが全部で合計 10 人くらいだったろうか?ここで GO のおにーちゃんが迎えてくれて、すぐに荷物に部屋番号を書いた札をつける。150 番で、後でわかったのだが、Bora Bora で一番端の部屋だった (-.-;)

船に乗って、バイタペに到着し、ルトラックでバカンス村までは 15 分くらい。バイタペに到着した目の前に教会があって、結婚式をやったところのように見えるのだけど、昔の写真と比べてみると、概略の形は同じものの、細かいところで違っている。改装したのか、それとも別の教会だったのか?? (^.^;)天気はあまり良くなく、曇り空に、ちょっとパラパラと雨が降ってきた。

ル・トラックが出発したのは、現地時間で 10:45 くらい。途中、黒真珠屋の OPEC 発見。ごくぼら情報とちょっと違って、もっと入りやすそうな店に見えた (^.^;)
2年前、Moorea の時(まぁ、この時は夜だったので目立ったのだけど)のような、クリスマスの飾りつけはあまり見られない。また、同じく、ファンカーらしいものもあまり見かけない。後に、ファンカーを見つけたが、Moorea の時に見かけたものよりも、もっと一般車っぽい車であった。

懐かしの、Bora Diving Center、Sophitel Marara を通過し、まもなく Club Med。
バカンス村に到着すると、いつもの通り、ウェルカムドリンクをもらい、すぐに鍵をもらって、部屋に向かうことになる。
最近思うのだが、少人数での入村ばかりのせいか、この時点での GO の数が非常に少ない気がする。

部屋はメインエリアからビーチに出て左方向へ、レストランを通り抜け(このすぐ先に新婚旅行のときに泊まったビーチバンガローがある)、どんとん歩いていき、セーリング小屋を通り過ぎて、さらにどんどん歩いていき、途中先導する GO ですら不安になったかのように見えた頃、要するに一番先端の部屋だったが、同じ付近に案内されたオーストラリア人もいたわけだ・・・ (-.-;)

途中、セーリング小屋の付近に1つだけランドリーを発見、その先の部屋までの半分くらいの距離にアイスベンダーマシン発見。どちらにしても、数が異常に少なく、部屋からも結構遠い。反対側は確認していないが、レストランを過ぎて、すぐのところにランドリーがあったのを見かけたのみ。

空港に到着したときから窓に水滴がついていて、雨模様だったし、空も暗いし、ルトラックに乗る直前もパラパラ来ていたが、だんだん天気は悪くなってきていた。途中、少しづつ雨がパラパラ来ていたが、そのせいなのか、ともかくすごく暑い。なんとか部屋までは雨がひどくならないうちに到着。

鍵は、クレジットカードより一回り小さいプラスチックカードにリングで取り付けた(この部分が邪魔になり、ダイビングに出るときに鍵を入れているケースに入ってくれないのも困った)鍵が 1 つだけ(後で頼めばもらえたかもしれないが?)で、部屋の内鍵もこれで閉めるしかないので、結構不便。さらに、このプラスチック板を入り口わきのスロットに入れないと、部屋の電源が入らないというシステム。(それでも、コンセントの電気は使えたのは便利だった)

部屋に入ると、以前来たときとまったく変わらず、懐かしい作り。奥の窓際にデスクがあり、左に大きなランプが置いてある。真ん中には大きな 20 inch くらいのテレビがあり、村内放送と、数チャンネルの一般放送が見られる。その右には電気ポットとコーヒーカップ、ミルクやコーヒーも置いてあったが、使ったら補充されるのかな?試してないのでわからない。なんにせよ、こんな暑いところで暑いコーヒー飲む気はしない・・・
もっとも、部屋の中は(今は全室)エアコンが効いていて、涼しいと言うか、このエアコン、調整が効かないのか、一番ゆるくしていても、すごく寒い (-.-;)
さて、このテーブル、テレビがでかいためか、すごく狭いので、ポットとカップをお盆ごとランプの前に移してしまい、ここにできた空間を「電気器具用」として、コンピューターを使ったり、デジカメやビデオの充電をしたりするのに使った。

左のランプの下には作り付けの冷蔵庫があり、木の扉をあけると、中に入っている冷蔵庫の扉も連動して開くのだが、どうもガタが来ているのか、中の扉がちゃんとしまっていないような感じがする。というわけで、後にこの連動部分の部品が緩んでいるのをよいことに、取り外してしまった (^-^;)
冷蔵庫の中には、洗面所にあるよりも大き目のコップが 2 つと、小さな製氷室にはすごく小さな製氷皿が 2 つ(なぜか、氷のパーティションははずされて、庫内にころがっていた)、金属製(中空で、保温はよさそう)の小ぶりのアイスペール(ちゃんと、中には溶けた氷から氷を守るための仕切りまで入ってる)と、プラスチック製のアイストングが入っていた。
そして!なんと!!体長 2cm くらいの死んだゴキちゃんが!! (-"-;)
ちなみに、後で扉の連動部分を外したときにも、この隙間にわけのわからない汚れ(なんかの虫が死んだのだろうか?)がカビまみれになっているのも発見 (-.-;)
そうこうするうちに、すぐに届いた荷物から早速ジンロを出して、冷蔵庫の中をアルコール消毒してしまった (-.-;)(でも、やっぱりちょっと気持ち悪いので、その後部屋掃除のたびにコップを下向けに入れられていたのには閉口した (-.-;))
そして、コップはもちろん、製氷皿、パーティション、アイスペールなどもすべて洗ったのだが、結局コップ以外は使わなかったなぁ・・・

枕元には、マット方式の蚊取り線香があったのは 2 度目に来たときと同じだったが、当時 2 枚くらいしか置いてなかった上に補充されなかったマットとは変わって、最初から 6 枚くらい置いてあったので、毎日積極的にこれを使うことにした。しかも、後になって、大量に補充されたので、これが期待できるのであれば、かなり嬉しいことである。(ただし、この方式だとあまり効いた気がしないのが玉に瑕なのは、乾電池式と同じ)

エアコンに関しては前述したとおりだが、その前に(いつも、掃除のたびに位置を調整されてしまうので、決まった配置なのだろう)布貼りの椅子(ニーチェアみたいなもの)があったが、ここは結局常に小荷物置きになった。
デスクのところには硬い木のストール、脇には布貼りの荷物置きで、ここもバッグは置かず、パレオなどの小荷物置きに使った。
部屋は網戸がついたと聞いていたのだが、どうも、少なくともこの部屋には役に立つようなものはついていない様子 (-.-;)

シャワーはハンドシャワーと作りつけの両方がついていたので、せっかく持ってきた手桶が不要になってしまった (^.^;)
また、なぜかシャワールームに椅子が置いてあるのも昔のまま (^.^;)
ドライヤーは Moorea と同じ、持ち手が熱くなるやつ。

村の中には、一日中鳴いている、うるさい鶏 (-.-;) それから、いたるところに猫が多かった。

もともと到着時点で 11 時に近くなっており、さらに部屋も遠いので、この時点で12 時のインフォメーションミーティングに行くのが厳しいところだったのだが、大量の荷物をとりあえずさっさと出して、貴重品くらいは金庫に入れたい・・・というわけで、全部完了して部屋を出発したのが 12 時を少し回ったところか?
いつの間にか雨が激しくなっており、ものすごーく激しい雨の中を(一番最悪のコンディションの時に)長い道のりを歩くことになってしまった (-.-;)

部屋が遠いので、ミーティングにはかなり遅れていたが、途中(実は、まだ始まったばかりだったのでは? ;p)で捕まえることができた。英語のインフォメーションはイタリア(?ブラジル??)系の Marco だった。
このとき、このバカンス村には毎日の予定表が各国語で置かれているのを紹介された。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、そして日本語だっただろうか?見ると、どれも複数枚入っていたので、日本語と英語のをもらっておく・・・と、Marco が "This is for everyone" って言っていたのだけど、「みんなが取っていくためのもの」っていう意味だと思って、そのまま持っていった。(というか、だめならもっとちゃんと注意してくれよー (-.-;))
後でわかったのだが、どうも一週間分の予定が全部入っていたらしく、その日の分は一枚だけ。つまり、「持って行っちゃいけない」ものだったのだ (^.^;)
気がついたのは夜も遅かったので、いまさら返してもしょうがないから、そのまま放っておいた (ごめんなさ?い)

この予定表には英語のほうには村長 Philippe って書いてあったので、まさかのもしや 2 年前の Moorea と同じ Philippe Abraham かと思ったが、日本語のほうには村長「フィフィ」とかかれている・・・
FiFi と言えば、昔 1992 年冬に Lindeman に行った時に知り合った、マジシャンGO の名前と同じだ!!まさか・・・ ねぇ??・・・

そうこうするうちに、すぐに昼食の時間。
レストランへ行くと、入り口に村長が立っていて、Welcome をしてくれたのだが、僕の顔を見ても、特に何も言わない。僕のほうも、FiFi の顔に自身がない。なんと言っても、10 年も昔の話で、FiFi も老けたし、ちょっとふっくらした感じ。
そのままにっこり挨拶して通り過ぎて、入り口に入りかけたところで、思い立って引き返し、「もしかして、Lindeman にいたか?」と聞くと、やはりあの FiFiであった!!あのときにミニクラブをやっていた Sharon と結婚して、あのすぐ後から村長になっていたそうだ!!そのときにも名刺をもらったような覚えがあるのだが、そのときは完全にいつでも FiFi で通していたため、本名を知らなかった。本名は Philippe CLAVEROTTE だったらしい (^.^;)

さっそく、料理をざっと眺めて、日本食に何があるかも確認したが、まさ君(まつだまさふみ)はいない。席について食事をしている間に、まさ君が現れたので、話をしに行った。しばらく食べていると、レセプションの Lico ちゃん(もりしたようこ)が席にやってきて、まさ君から聞いたと言っていた (^.^;)
その時に、まさ君にオーストラリア人の彼女ができたって聞いたのかな??
Lico ちゃんに「噂を聞いてますよ」と言うと、どうやらそれは違って、前にいたレセプションの GO が、同じ「ようこ」さんという名前の GO(チョコさん)だったので、そちらの方でしょうとのこと。そう言えば、「チョコさん」という名前を聞いた覚えはあったが、Lico さんというのは聞いていなかったか? (^.^;)

食後、バーに行くと、バーゲームで、FiFi がスリーカードモンテをやっている。非常にうまい。これで、しっかりバーチケットを賭けさせているのだから、なかなか参ったというか・・・ (^.^;)

わきでは、As seen on TV の「芸術家」が "World Fastest Picture" を作る。これ、どこかで絶対に見たことがある!スプレーでがんがん吹き付けて、一部を丸い缶のふたで覆ったり、乾く前に上の絵の具を削ったりして作るアート。
気難しい芸術家らしく、自前で持ってきた音楽を鳴らし、香を焚いて、タバコを吸いながら、さらに要所要所で拍手が来ないと満足しない (^.^;)
ってな話を聞いたのは、関西系のブティック GO、Demi ちゃん(もりわきひでみ)、エクスカーション GO の Chee ちゃん(なかやまちひろ)達からだったような気がするから、その前に彼女等に会っていたのかな?
Demi ちゃんは小柄で楽しい性格、Chee ちゃんも小柄だけど、元気娘。二人そろって、漫才状態 (^.^;)

水を買って部屋に戻ったのだが、ラージボトルはタヒチの湧き水だった!。だが、あまりおいしくなくなってしまったし、日本語の「タヒチの湧き水」という文字もなくなっていた (-.-;)というわけもあって、結局(冷蔵庫もあって、冷たい水が飲めるのに)水をそのまま飲むことはなく、持ってきた粉末紅茶でお茶にしてしまった。それに、この冷蔵庫、あまり冷えが良くない・・・
後で冷蔵庫と、それを収納している木のキャビネットを外してわかったのだが、どうもガタが来ていて、ちゃんと閉まっていなかった様子だ。

食後、部屋に戻って、ちょっと寝てしまった。さすがにちょっと疲れたか?
シャワーを浴びようとしたときに、部屋の水が一瞬止まって、あせったが、まだ浴びる前だったので、セーフ・・・と、程なくすぐに水が出るようになったのだけど、ちょっとおっかなびっくり (^.^;)

今日は服装のテーマがないとのことで、雨も降っているし、とりあえず(旧)GO シャツと同じデザインの赤のシャツと、着てきた黒のパンツ。
いきなりアジアンディナーで、まさ君は手巻きを作っていたかな?
ディナーでは、日本人のN姉妹と同席した。最初、女友達 2 人組かと思ったら、姉妹とのこと。結構酒飲み :)(特にお姉さんの方 (^.^;))彼女はガラスのアーチストで、妹さんは明治大学勤務。二人して、ニュージーランドから来たと言っていた。

彼女達と楽しくしゃべって、飲んで、目いっぱいディナータイムを楽しみ、すぐにショータイム。ここのショーは、結構レベルが高いと感じた。
今日はキャバレーショーで、しょっぱなに登場したのは衣装デザイナーの Lisa さん。ヨガでもやっているのか(本当に、ヨガ担当の GO かと思った)ほどの、やわらかい体で、中国のサーカスがやるような芸をやっていた。
その他の出し物はもう覚えていないが、一番印象に残っているのは、GM ショーではなしに、GO が演じたファウンテンか・・・まさかとは思ったが、最後に客席に向かって、本当に水を吹いた (-.-;)傘を持っていたのが幸いしたか?! (^.^;)(ちなみに、傘は部屋に備えてあるが、前の客がどこかで置き忘れて来てたりするとないので注意!(-.-;))

クレイジーサインでは、あまり踊らないので、この村はダンスが盛んではないのかと思っていたが、どうやらこの日だけだったようだ。
ショーの後は、ディスコスペースである、バーの脇で Beer Drinking Contest。珍しく Kimi が出場、しかも相手に勝った!チーム全体としては、負けたが・・・ (-.-;)

その後、例の「芸術家」の絵を買う。2000 円または、2000 CFP または $20 ということで、レートを考えると日本円で払いたいところだったのだが、運悪く万札しかない。一応万札でお釣りがもらえないか聞いてみたが、彼もこの日を最後にアメリカに買えるとのことで、ドルがほしいと言うので、仕方なくドルで払った。

このバカンス村はディスコがないのに、メインバーが 12 時頃に閉まってしまう。絵のお金を取りに部屋に戻ったりしていたので、最後に飲み物を買い損ない、ものすごーく不満 (-"-;)
Lico ちゃんが(打ち合わせ中か、打ち合わせの後か)すっとんできて、やはり飲み物を買い損なって、悔しそうにしていた (^.^;)